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民間のサービス施設が休業日を減らし年中無休営業に向かう状況の中、公立施設においても休館日は減少の傾向にあります。 公立施設の休館日は一般的に設置条例で定められていますが、利用料金制度の導入そして今回の指定管理者制度の導入を受けて、施設の利用料収入アップと利用者への利便性の提供のため、自治体のトップの承認のもと臨時に開館できる、とされているようです。 全くの民間サービス的発想で言えば、「利用者サービス向上のため休館日はなくし、年中無休で営業します」、と提案書に書けば審査委員のウケはいいように思われがちですが、公立施設の場合にはそれだけでは不十分です。 併せて提案し表明すべきは、施設・設備といったハード面での安全確保及び適切なスタッフの労働環境の確保です。これなくしてはどんなにすばらしい提案をしても、審査委員やお役人さんたちの理解・賛同を得ることはできません。 なぜなら、これまで民間企業的視点で見た場合、公立施設は休業日が多いうえに営業時間が短かった理由がまさにここにあるからです。 「設備機器類の保守点検を適切に行うことで、利用者の安全を確保するとともに円滑な運営を継続する」、「民間企業の参考になるような職場環境の整備」があるからです。 だから・・・ 「地域住民の利用の機会を最大限増やしサービス向上を実現するために、原則として休館日はなくし年中無休営業とします。そのことで利用料の増収を目指し、併せて指定管理料の低減による○○市の財政負担の軽減に寄与します。」 「各種設備機器類については設置後□□年を経過していることから適切な保守点検を行い突発的な事故を防ぐことに十分留意します。なお年中無休営業に伴い保守点検は原則として閉館後に実施し地域住民の利用機会を確保します」 「営業日は増加しますが職員の配置につきましては効率的なローテーション体制を構築し過重労働とならないよう配慮します」 みたいなことを3点セットで記載・提案する必要があるのです。 そうでないといくら指定管理者制度の導入によりコストパフォーマンスを高めるといっても、これまでの運営形態や、まだ残っている直営施設の運営を否定することになるからです。 すばらしい提案をする中にも、同じ自治体におけるさまざまな事情を認めることができるよう、お役人さんたちのためのエクスキューズの余地も残した、それがさりげなく伝わる提案がいいのではないでしょうか。 テクニック的なことはさておき、利用者の利便性を考えれば、向かうべき方向は年中無休です。ただ試してみて利用がなければそこは休館にすればよいでしょう。無駄なランニングコストは少しでも減らしたいものです。 ビルメンテナンス会社が指定管理者であれば保守点検や清掃などにかかる費用はおそらく社内で調整がつくでしょうから、年中無休営業となっても保守点検や定期清掃を夜間・深夜及び年末年始に行うことにしても、実際にはコストアップにはつながらないはずです。 利用者サービス向上のために休館日をなくしたいとお考えの指定管理者を目指す皆さん。 コストアップを避けるためには、ビルメンテナンス会社を共同企業体に加えることがポイントかもしれません。 |
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