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レセプショニストはある分野での施設におけるサービス向上、特に来場者の対応におけるホスピタリティの向上に大きな影響を与えます。 施設分野としては主に文化施設であり、その中でも特に劇場において重要な役割を担っています。日本の劇場においてレセプショニストのサービスを初めて提供したのはサントリーホールで、その後クラシック系の公演が多い音楽専門ホールを中心に広がりつつあります。 サントリーホールのレセプショニストサービス レセプショニストの行う業務はホールにより範囲が違っていますが、一般的にはチケットテイク、クローク、客席までの案内と考えることができます。 参考:いずみホールのレセプショニスト 参考:津田ホールのレセプショニスト しかしレセプショニストの仕事はこれらだけではなく、災害発生時の避難誘導、急病人に対する一時対応、さらには障害者のサポート、来場者のクレーム対応など多岐にわたります。そのため優れたレセプショニストの育成においては接客に関する技能に加えて、CPRやAEDの取扱い方法などの研修が行われています。 レセプショニストの配備には当然かなりのコストがかかるわけですから、施設利用料にレセプショニストの費用が含まれている場合と含まれていない場合があります。また利用者に対して指定のレセプショニストを配備することを義務付けている施設もあります。 参考:レセプショニストの費用が含まれている劇場 東京文化会館 参考:レセプショニストの配備が義務付けられている劇場 ザ・フェニックスホール またレセプショニストを自前で用意するか、専門会社に委託するかということもコスト面やクオリティの面で検討課題になります。 参考:自前で養成していると思われる施設 横須賀芸術劇場 グランシップ 参考:専門の会社に委託していると思われる施設 ■サントリーパブリシティサービス 国立能楽堂(渋谷区) 新国立劇場(渋谷区) ゆうぽうと簡易保険ホール(品川区) 東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(新宿区) 東京オペラシティアートギャラリー(新宿区) 東京国際フォーラム(千代田区) ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市) サントリーミュージアム天保山(大阪市) 国立文楽劇場(大阪市) NHK大阪ホール(大阪市) 神戸文化ホール(神戸市) 兵庫県立芸術文化センター(西宮市) 札幌コンサートホール「キタラ」(札幌市) ■コングレ 名古屋港水族館、愛知芸術文化センター 琵琶湖博物館、びわ湖ホール、人と防災未来センター、大阪歴史博物館 九州国立博物館、長崎ブリックホール、福岡市情報プラザ さてレセプショニストの解説が長くなってしまいましたが、これから劇場や多目的ホールの指定管理者として応募をするならば、募集要項の仕様に含まれていようがいまいが、なんらかの形でのレセプショニスト配備に関する提案を盛り込むことは有効です。 たしかにコストの面は大きな問題ではありますが、他の部分のコストを削ってでもレセプショニストへの投資は円滑な施設運営を実現します。 新築の施設であればバリアフリー対策は整っているでしょうが、開館以来何十年も経過している施設においては館内での障害者のケアは大切で手のかかる仕事です。また来場者からのクレームを一次的に受け止めてくれることで、事務所スタッフの業務負担を軽減します。 これから指定管理者を目指す企業の方は上記に例であげた施設のレセプショニストの仕事の様子をぜひ研究されることをオススメします。観客として来場すれば世間話でいろいろ聞くことができるかもしれません。また障害者への対応なども観察することで、提案書に記載する最低限のハードルを確認できるでしょう。 また現在、指定管理者として頑張っている外郭団体の方はSPSが業務受託している施設については見ておいて損はないでしょう。 |
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