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<<   作成日時 : 2006/12/29 08:09   >>

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12月も残すところ今日を入れて3日。この冬一番の寒波が押し寄せて各地で大雪が降っているようです。そのおかげで雪不足だったスキー場もようやく年末年始の書き入れ時に向けた準備が整ったことと思います。指定管理者としての初めてのシーズンが雪不足では法人・団体の存続にもかかわりかねない事態となってしまうので、関係者の皆さんは一安心というったところでしょう。

雪不足関連ニュース
雪不足にお手上げ、弁景温泉オロフレスキー場(室蘭民報12/28)
雪不足 全面滑走ゼロ 飛騨地方のスキー場(中日新聞12/23)

指定管理者制度による施設の管理運営が本格的にスタートして9ヶ月、指定管理者となられた外郭団体にとっては年末年始の休日を迎えやっと一息つける、といったところではないでしょうか。中にはこれまで休業日だったこの時期にも営業をされている施設もあろうかとは思いますが、利用者・来場者への利便性の提供という観点からは「適切な指定管理者」として評価されることでしょう。

さて一息ついたものの、年明けには2期目に向けての準備をそろそろ開始することが、末永く指定管理者であり続けるために必要です。今回の1期目の選定で惜しくも敗退した競争相手は施設の管理運営について十分な研究を積んでいます。また業界団体の中での情報交換を行ったり、株式会社三菱総合研究所のパブリックビジネス研究会などに参加して勉強をされたりしています。

指定管理者となった外郭団体においてこれから取り組むべきコンセプトは「リバイバルプラン」。コルロス・ゴーン氏が日産自動車の再建を実現してきた考え方です。
参考にすべきポイントはたくさんあるはずですが、そのうちのひとつとして「ケイレツ」の排除をここでは提案したいと思います。

外郭団体において「ケイレツ」は実際には存在しませんが、これまでの経営で業務委託先の選定における随意契約や形ばかりの入札、物品・備品調達先の固定化(形ばかりの見積もり合わせなども)といったようなことが行われてきていなかったでしょうか。自治体の事務手続きを基準とする外郭団体では「書類は整っている」けれど「中身は実質的ではない」ということも少なからずあるようです。

どうせ手がかかるなら中身が伴うようにしてより良いビジネスパートナーを選ぼう、ということです。より良いビジネスパートナーとは、価格・品質の両面において魅力的である、また特に品質には委託業務本体だけでなく迅速な対応や社会的好感度も考慮されるべきです。
業務委託先選定に関してはこれまで(中には現在で)お役人OBやセンセイの口利きを利用する業者がいたようですが、こんな面でも「ケイレツ」排除を勇気を持って行うべきだと思います。

業務委託先選定にいては入札が一般的だと思いますが、「ケイレツ」排除のためには一般競争入札ということになるのでしょう。それで価格面はクリアできますが品質面については保証の限りではありません。品質を確保するために必要なことは「詳細な仕様書」「厳格な契約書」です。長期間にわたり同一業者に委託を継続してきた法人では業者選定に必要な書類、なかでも仕様書作成を業者任せにしているところもあるようですが、やはり適切な指定管理者を目指すならば担当者が汗をかいて勉強して仕様書を作成すべきです。

物品や備品の調達に当たっては、相見積もりを購入予定業業者に用意させない、いいかえればちゃんと複数の業者から見積もりをもらう、そのうえで本気かつ常識をもって価格交渉を行うことをルールとし、それを行える人材を用意することが必要です。なにもバリバリの購買担当者を用意しろ、と言っているのではなく、ビジネスについての常識あるスタッフに仕事をさせろ、ということです。

指定管理者制度で求められるのは、サービス向上とコストダウン。
「頑張ります」という気持ちだけでは競争に勝つことはできません。仕事のやり方まで「民間のノウハウを活用する」こと、が求められているのではないでしょうか。

カルロス・ゴーンが語る「5つの革命」
カルロス・ゴーンが語る「5つの革命」 (講談社プラスアルファ文庫)

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