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体育関連施設での自主事業は文化施設の「鑑賞型」に対して「参加型」「体験型」といえます。来場者が「自分で行うこと」が特徴です。 参加することで来場者に喜んでもらえる、また新規来場者開拓のために話題性のあるイベントを行うことも当然OKですが、公立施設として、また指定管理者として、より相応しいイベントとは次のように考えてはいかがでしょうか。(提案書に盛り込んで審査委員の評価を得ることを目的としてです) ■その施設を身近に感じてもらう 身近に感じてもらうとは「物理的距離」だけでなく「私でも大丈夫」という気持ちを持ってもらうことです。泳いだりエアロビクスをしたりするにあたって初心者がぶちあたる壁の一つに「どんなウエア着ればいいのかわからない」があります。それから「初心者だから人に見られると恥ずかしい」といった気持ちもあります。 こんな悩みや躊躇する気持ちを取り去ってあげるためのイベントがあれば新規利用者開拓になります。例えば「初心者限定デー」でもいいでしょう。またそこまで大げさにできない場合には日常的に行える「初心者限定タイム」なんてことも考えられます。 ■その施設に愛着を感じてもらう 民間のフィットネスクラブにとっての大きな悩みは会員の利用頻度の低さです。せっかく会費を払っているのに月に2回程度どしか利用しない会員が大勢いるのです。この人たちは遠からずやめてしまいます。せめて週に1回程度利用すれば継続率はかなり高まります。 会員制度をとっていない公立の体育施設においても利用者の確保・向上を考えていく上では工夫するポイントはおなじです。 キーワードは「モチベーション」。 定期的に利用したくなる工夫、継続しようという気になる仕組みを考えてみてはいかがでしょうか。 例えば「みんなでホノルルマラソン」。民間のフィットネスクラブ運営会社などはかなり浸透しているイベントです。初心者がフルマラソンを完走するのに事前のトレーニングとして1000キロ走れば何とかなるという話を聞いたことがあります。ということで「11月末までに1000キロ走る」を合言葉に利用者へPRしてみてもいいかもしれません。 続けるためにスタンプカードを用意するとか、月に1回くらいは5キロタイム記録会を開いてみるとか、コース解説をやってみるとか・・・。 集客の見込みが立てばマラソン参加ツアーも指定管理者の自主事業として行ってもいいでしょう。 ■その施設を理解してもらう 公立施設の役目には施設の機能を利用してもらうということに加えて、ひょっとすると啓蒙活動みたいなこともあるのではないかと思います。 劇場関連施設が舞台裏を見せるバックステージツアーを行っているように、プールなどの体育施設でもそんなことはできないでしょうか。見るだけでなく「仕組みの解説」なども行えば特に青少年にとっては有意義な体験になると思います。 「仕組みの解説」の例としては、25メートルプールの水の量は約350トンあって水を抜くのは年に1回程度。それでも循環濾過をしているので水はいつでも清潔だし、外に溢れたり水着についたり蒸発したりしていることから1週間から10日程度でプール一杯分程度の給水をしている、なんてことです。(数字は大雑把です) 小規模イベントをたくさん行うことで地域住民の関心を高め、参加してもらうことで身近に感じてもらう、ということが体育関連施設の自主事業のキーワードだと思います。 もっと伸びる!ストレッチング―からだの硬い人にも柔らかい人にも対応! こんな本を買っても自宅では長続きしないもの。 施設でお手伝いしてみてはいかがでしょうか。
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